妊活をがんばる夫婦がたいせつにしなければならないこと。
今日は妊活をがんばる夫婦のために、たいせつにしなければならないことのはなし。
それは、時間と思いやりです。
なかなか妊活に協力的になってくれない夫へいら立ちや不満を抱える奥さん、
そしてヨメのいら立ちを感じながら、そんなに焦らずにいこうよ、と楽観的にいる旦那さん
そんな悩みをかかえるご夫婦も多いのではないでしょうか?
”すれ違い”
これはどうして生まれてくるのだろう。
まわりの友だちを見回しても、不妊になやむ人がいないし、あっさり子どもをつくっている。
「かみさまのおくりもの」
じっくり待っていればいつかもらえるもの、と自分も心のどこかでそう信じていました。
でもげんじつはそんなに甘くなかった。
あれ?おかしいな、、、
なかなか子どもができずに、あせるヨメ。
時間はかんたんに過ぎる。
結婚して3年がすぎ、本格的に妊活をスタートすることを決心。
そして、さいしょの精液検査で自分の精液が一般人よりすくない結果をまのあたりにして、しょうじき衝撃(ショック)をうけました。
原因は自分にあったのか、、、という申し訳なさと、「おまえには遺伝子を残す資格がない」と言われているような感覚におそわれ、しばらく立ち直れませんでした。というか、そんな現実を受け入れることができませんでした。
なんというか、男のおくそこに眠るプライドを無理やりひっぱりだされて、ぶった切られた感じですね。
そんな結果をみて、ヨメはいちはやく「体外受精」にチャレンジしたいといっていたのですが、
こころのどこかでまだ「自然妊娠」にこだわる自分がいました。
そこからは、自分にできるあらゆる努力をしました。煙草をやめ、食をみなおし、健康生活を意識、静脈瘤の手術、、、でも精子スコアはなかなか伸びませんでした。(あたりまえです。そんなすぐに体がよくなればこの世に病気はなくなります)
それでも、次は運動をすればきっと、、、と
すでにズタボロにされたプライドをまだなお守ろうとしていたのだと思います。
でもこれはけっきょく、結論のさきのばし。
いつまでも理由をつけて体外受精に進もうとしない、楽観的にみえるわたしに対して、ヨメのいらだちはピークに達し、ついに爆発しました。
きっと妊活をきっかけにけんかになってしまう夫婦も多いのではないでしょうか。
最終的に、ヨメの真剣な想いを受け止めて、わたしは覚悟をきめ(ズタボロのプライドをすて)、体外受精にチャレンジ。結果、幸運にも受精成功しました。感謝です。
そんな経験をとおして、わたしが感じた大切なこと。
妊活で、なによりもたいせつにするべきこと、
それは時間。
こどもは何人ほしいですか?
そこから逆算しなければなりません。
女性は35歳をすぎると、体外受精の成功率が下がりはじめます。
当時ヨメは30歳。こどもは3人ほしいといっていました。
そうかんがえると、妊娠~出産~次の妊活まで最短で2年かかる。(→男性はここをよく認識すべき)
35歳くらいまでに3人産みたいとしたら、単純計算で「今すぐでしょ!!」ってはなしです。
あと、もうひとつ
たいせつにすべきことは、ココロ。
嫁にしてみるとわたしは楽観的にみえたのかもしれません。
でも男はプライドを大切にする生きものなんです。「そんなクソみたいなものにいつまでしがみついてんだよ!」とお思いでしょうけど、そういうもんなんです、男って。
精子に問題がある=子孫を残すという男にとって最大の存在意義を否定されたら、そりゃ逃げたくなるのはあたり前なんです。妊活に協力的でない男性も、もしかしたらそのことを潜在的に恐れていて、なにかと言い訳をして検査を避けようとしているのかもしれません。
そして、男は目的(結論)を重視します。体外受精の成功率は?どれくらい費用がかかる?など数字を気にしてしまいがちですが、これも決して悪気はないですが、奥さんをいらだたせる要因になりますのでご注意を。
いっぽうで、女性は共感のいきもの。協力的でない相手に対して冷たさを感じてしまうんです。また女性は結論よりもプロセスを重視しますから、たとえ試行錯誤しても何かに「取り組む」ことを求めます。女性にとっても「子どもをつくり、守る」という本能を持っているので社会性(周りの目、協調性)を非常に気にします。
つまり、かんたんに言ってしまうと、
男性と女性は考え方がまぎゃく、ってことです。
だからこそ、考えかたの違いを理解して、相手を思いやることがたいせつなんです。
ぜひ夫婦そろってハッピーな妊活ライフを!!